一口に申し上げて、
「鰹節の作り方ってどうやるの?」
と訊かれても、鰹節の製造というモノは、非常に膨大な製造工程とながーい時間を要するので、
なんとも申しようがございません。
海の中で泳ぎ回っている鰹を捕まえてきて、そのお腹の部分をクッキリと四分割して切り取って、更に茹でて、骨を抜いてカタチを整えて、燻して・・・
等と幾多の工程を経て、お日様の光に何度も晒しては暗い場所にしまい込んで優良カビを生やし、またお日様に晒す・・・と言うようなコトを行って内部の水分を徐々に抜き、カチンコチンに固い「枯れ節」なるモノを作りあげるワケでございます。
こうして出来た鰹枯節を削って出来たモノが山政の美味しい削り節でございます。
鰹節の内部の水分を抜くコトにより、優れた香味の鰹節が出来上がります。
よく小売店さんの鰹節のコーナーで販売されているモノを見てみると、
裏側の表示には、「鰹の節」と書いてあるモノと「鰹枯節」と書いてあるモノがございます。
この違いは、製造工程の段階によるモノでございますが、「鰹の節」は「鰹枯節」よりも日乾とカビ付けが省略されて比較的短期間で出来上がったモノで、荒節と言い水分の含有量が枯節よりも多いのが特徴。
当然、製造工程が短いので枯節よりもお値段はお安いです。
しかしながら、製造工程が短いから枯節よりも品質は悪いだろう・・・と考えるのは早計で、濃いお出汁などをとる場合には鰹荒節の方が有利だとか。
鰹節も、そのお料理の用途によって使い分けるのがよろしいのではないかと言うコトなのでしょうかね。
そうは申し上げても山政で販売している削り節は悉く枯節を削ったモノ。枯節特有の優れた香味がお楽しみいただけるのでないかと。
本日、オススメの一品は、本当に優れた鰹節をお楽しみいただくためには、
コチラ ⇒
特選けずりたて2.5×10袋
| http://www.yamamasa.co.jp/article/index.php?e=2886 | 02:30 PM | comments (x) |